ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC/ADE)開催 12月17日
12月17日、ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC)、および非常用呼吸具(EBS)オプション(ADE)コースを実施しました。
各県の消防航空隊員12名の皆様にご参加いただきました。日頃から命をあずかる職の皆様、専門的な質問なども飛び交い、真摯に訓練をされていました。
BOSIETとは異なり、専門的な水中脱出訓練を実施しました。その一コマをご覧ください。
各々職能に応じた機内での体勢を取ってディッチング
転覆すると、水中では上下も分かりづらくなる
頂戴したコメントをいくつかご紹介させていただきたいと思います。
「想像していた以上に着水し転覆した状態が、いかに方向性を失うか実感できてとてもよかったです。
いつ起こるかわからない今回のような事態で少しでも冷静にいられるような知識をいただきました。着水訓練以外にも、安全面でいろいろな勉強ができました。」
無重力の宇宙空間もそうだと思いますが、水中でもいったん上下逆さまになると、方向感覚を失ってしまいます。そういったことを、体験して心にとどめておくことで、万が一の時の対処に役立つと思います。ご受講ありがとうございました!(NSTCより)
「説明がわかりやすく、不安を解消して訓練に挑めた。関東圏にも同様の施設があればなお良い。」
日頃からわかりやすい説明を心掛けて訓練を実施しておりますので、それが皆様の理解度をアップさせるだけでなく、不安も解消することに役立つことができ嬉しく思います。残念ながらNSTCは現在のところは北九州にしか訓練施設がございませんが、いつの日か全国に分所を作ることが出来るよう、夢を大きく持ってスタッフ一同これからもがんばります。今しばらくは、北九州まで足をお運びください!!(NSTCより)
本年のADCコースは、今回が最後でした。
今年も大勢の航空隊をはじめとしたクルーの皆様にご受講いただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。