STCWコース開催 7月7日～11日
7月7日～11日の5日間、NSTCではSTCW基本訓練を実施しました。船員として身につけておかなければならないシーサバイバルや防火と消火訓練、応急処置等を講義と実技で学びます。同じ会社の皆様ということもあり、チームワークが抜群で、実技のシミュレーション訓練でも様々なアイデアを出し、講義や実技練習で培った技術を応用されていました。
今回は、応急処置や消火訓練で大活躍するダミー人形をご紹介します。捜索救助や搬送訓練でがんばってくれる「コウタロウ」、出番を待っている間は少し寂しそう、哀愁が漂っています。彼も私たちの大事な仲間です。
出番を待つダミー人形
頂いたコメントの中から、いくつかご紹介させていただきます。
「スキルにはそれぞれ差があるので、基本理念の共有化を図る訓練として利用したい。ただしシーサバイバルに関しては個々のスキルアップを目的として行きたい。全体的に現場により近いものを提供して頂けたと思います。」
現場での困難をできるだけ再現し、訓練をご提供しております。基本訓練ということもあり、基本的なスキルの共有をしていただくのが目的ですが、その基本的スキルを船にお持ち帰りいただき、操練などに応用して発展させていただければと思います。ご受講、ありがとうございました。（NSTCより）
「全ての実技においてシミュレーションがあるのが非常に良いと感じた。現場で何が足りないかをイメージする良いきっかけとなった。一方、講義では船員への訓練という意味ではもう少し船の実例等が欲しいと感じた。」
理論や基本技術をどう応用すればよいのかを、シミュレーションを通して体験していただきます。もちろん、今回体験していただけなかった想定も実際の現場にはあると思います。職場に戻られて、どのような意識やツールが必要かを考え直すきっかけになれば、私たちもうれしく思います。ご指摘いただいた船の実例は、今後もっと取り入れていきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました！！今後の訓練品質改善に役立てさせていただきます。（NSTCより）
