STCWコース開催 10月20日~24日
毎週多種多様な訓練で賑わっているNSTCでは、10月19日から5日間、STCWコースが開催されました。船員としての基本的な知識と技能を身につけるSTCWコースは、想定訓練の時間を多くとっているため、設定されたシナリオに対するレスポンスを自分たちで考え、創意工夫して解決にあたる想像力とチームワークが試される訓練です。
今回は、3社から8名の皆様にご受講いただきました。
最終日のファーストエイドにスポットを当ててご紹介いたします。
それぞれのチームによる創意工夫
搬送法の実技では、基本的なバックボードの使用方法を習得した後、2チームに分かれて身近なものを利用して傷病者を固定するという創意工夫を必要とする実践的な訓練を実施しました。
インストラクターの熱演にタジタジ
また、想定訓練では傷病者に扮したインストラクターの迫真の演技に真剣に応えながら、実際に救助が来るまでの数十分のファーストエイドを実践。
いつ、どのような事態に陥っても落ちついて対処できるよう、今回は実際に起こりうる3つのシナリオをご用意し、チームで解決していただきました。
いただいたコメントの中から、一つご紹介いたします。
「前回もこの場所で講習を受講させてもらい、比べると、時間や日数があり、考えさせられる事も多くあったため、個人的には意識を高くもつ事ができ、今後の船員として仕事をしていく上で活用させていきたいと思った。」
前回は別コース(3日間)をご受講いただきました。今年二度目のご受講、ありがとうございます。やはり日数が多いのと、シラバスが異なりますので、内容もより充実したものでご満足いただけたのではないかと思います。特に本コースではシミュレーション訓練を特徴としていますので、知恵を搾り出すシーンも多くあったのではないかと思います。皆さんチームワークもよく、それぞれの役割をきちんと理解されて訓練に臨まれていましたので、落ちついて対処されていました。どうぞご安全に!!(NSTCより)