OPITO認証BOSIETコース開催(3月25日~27日)
NSTCのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
ホームページの記事を書く当番が、やっと私にも巡ってきました。
今回は、BOSIETコースの「それほど楽しくない部分」について、実はとても大切な部分なので皆さんにご紹介しようと思います。
BOSIETコースのセイフティ・インダクション(安全についての講義)はオフショアにおける安全システムや規制、日々のルーティンに関する概要を学ぶ講義です。BOISETをご受講いただく皆様の多くにとっては初めて知る内容が盛りだくさんですが、会社や洋上施設のある地域によって規制や慣習等が異なるため、混乱しやすいものでもあります。たまたまベテランのクルーが参加している時は、その方の国内外における幅広い見識を教室全員でシェアでき、特に充実した授業になります。このような時は、受講者の皆様が私たちから学んでくださるのと同時に、私たちも皆様から学ばせていただいています。
3時間も教室に座って安全に関する講義を聴きたくない、「それほど楽しくない」と思われるかもしれません。そこで、なぜ私たちが提供するセイフティ・インダクションがここNSTCや皆様の施設において大切なのかを、最近のニュースを取り上げてお話ししたいと思います。
2015年4月1日 メキシコ湾沖合ぺメックスのプラットホーム火災、死者4名、負傷者多数
http://gcaptain.com/one-killed……lf-mexico/
Photo: Twitter
この事故では、爆発と火災により302名が緊急避難し、4名死亡、16名が負傷した。事故の詳細は全て究明されているわけではありませんが、なぜ安全意識や規制を遵守することがこのような事故の発生を予防する為に大きな役割を果たすことになるのかを理解しなければなりません。避難者だけでなく、消火活動にあたっている隊員にも多大なリスクがあります
オフショアで働くことは、可能な限り安全に過ごせるよう各々が義務をきちんと果たせば、とても安全な労働環境となり得ます。
今回ご受講いただいた受講者の皆様からのコメントをいくつかご紹介したいと思います。
「とてもわかり易い講義内容でありましたので、自信がつきました。ありがとうございました。船上作業に従事する方々は、是非受講を勧めたいと存じます。」
他の人にも受講を勧めたい、というお言葉は私たちにとって最大の賛辞です。アンケートのコメントを読む時間を、毎回とても楽しみにしています。素敵なコメント、ありがとうございました。
「日頃の安全対策にも十分活用できる講義内容でしたので、職場の安全対策にも役立てたいと思います。」
安全やそれを職場でどう活用していこうかというご興味をお持ちいただけたこと、とても嬉しく思います。NSTCや受講者の皆様が一丸となって、世界中の現場により良い安全な職場を作っていけると実感しました。
訓練ご受講ありがとうございました。次の機会にお目にかかれることを楽しみにしています。
ロバート・ウィックストローム(訓練運営部副部長)