SPC(水先教育訓練)開催 7月30日~31日
7月30日・31日 SPC(水先教育訓練)が行われました。
今回、特別コースとして水先人向けの訓練が実施されました。
今回ご受講頂いたのは、これから『水先人』として活躍されるため海技大学校で学ばれている37名です。学生とは言え、船長経験もある方も多く、ベテランの船乗りさんばかりです。
※水先人は、パイロットとも呼ばれ、船長の助言者という立場で船舶の操縦を指揮して船や港の安全を守る仕事をされている方々です。
日本各地の港湾や内海に出入りする大型船に乗り込み、安全且つ効率的に船を導くことを業務とする操船の高度な技術者であり、港や水域の事情に精通する専門家で、日本中のほとんどの港や水域で活躍しています。(日本水先会連合会HPより一部引用)
今回の講習内容は、大きく分けると応急処置とシーサバイバルです。
シーサバイバルでは、水先教育ならではの『パイロットラダーを使用した訓練』が実施されました。一部実技の様子をご紹介します。
膨張式救命胴衣を着用し、パイロットラダーの正しい昇降練習
パイロットラダーから落水した場合の、衝撃とパイロットコートの浮力体験
アンケートよりコメントを一部ご紹介します。
「サバイバルについては、船上訓練を重ねても、その理解には限度があり、今回の様な実際的な訓練は、その効果において効果大だと思います。法制化して義務付けることが必要だと感じました。」
船上訓練ではカバーできない部分をこれからも提供できる訓練センターを目指して、品質を高めていきます!貴重なご意見ありがとうございます。(NSTCより)
「蘇生法を繰り返し行うことにより、AEDの使用方法、蘇生方法のコツをつかむことができ、緊急時に対応する自身がついた。
パイロットラダーの昇降は初体験であったため良い訓練となった。」
万が一に備えての訓練ですが、やはり定期的に繰り返し訓練を受けることで冷静な対応が円滑にいくかどうかが左右されると思います。パイロットラダーは、今回は本当に基礎の昇降でしたが、実務では様々な海況の下の昇降となると思います。基本を忘れず、安全第一でご活躍をスタッフ一同期待しています!(NSTCより)