潜水技術研修海洋実習とADC開催、10月24日~28日
10月24日から28日の一週間、NSTCでは海と空で活躍する皆様への訓練を提供致しました。24日から5日間開催された潜水技術研修海洋実習は、NSTCで今年からスタートした訓練です。潜水技術研修を修了された民間の潜水業務従事者や公的機関での水難救助隊員向けに考案された訓練で、NSTCの眼前に広がる洞海湾で潜水技能のスキルアップを目的として訓練します。 ナビゲーションや捜索、回収の技術に重点を置いた訓練です。
初日は、安全な環境であるプールで手順を頭と体にたたきこみます。
訓練海域はブイで区分けされます。後ろに見えるのは、海洋調査船「コンセプト」です。
作業現場のリアルな環境の視界はこれくらいしか無いこともしばしばあります。
視界の悪い環境でも、美しい海の恩恵を受けることもあります。
大きなイソギンチャクを見つけました。
金曜日は、一転して空で働く方々に水中でのスキルを学んでいただきました。 ヘリコプター乗員向け不時着対応訓練(ADC)は、様々なディッチング(不時着水)のシナリオをシミュレーションして実施する訓練です。
最終的には、様々な方法で転覆した機体から脱出する訓練をします。
受講者の皆様は大変満足され、有意義な訓練であったと評価してくださいました。 ADCの受講者のお1人がこのようなコメントを残してくださいました。
「充分な実技トレーニングの時間があって良かった。今回だけでなく、今後も定期的に訓練をする必要があると感じた。今回のトレーニングで得た内容を基に実機ではどの様に活動しなければならないかを考えたい。」
コメントにあるように、訓練はご自身の職場環境に適用してみることでより効果的になります。多くの皆様が、職場に何かをお持ち帰りされることを、いつも願っております。ご受講、ありがとうございました。