学生10名がHUETを受講
7月17日は海の日でしたが、皆さんはいかが過ごされましたか?各地で海の日のイベントが開催されたと思いますが、実はその三連休、NSTCも海に関するイベントで一役買っていたのです。
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムが、海洋開発人材育成のために海洋開発関連の講義と現場視察や現場体験を組み合わせたセミナーを実施しました。このようなイベントをこれまでも数多く開催している日本財団、今回は特に海洋資源開発分野における特有の安全課題の基礎と、洋上石油ガス施設へヘリ移動する際に必要とされる安全訓練(OPITOのHUET:ヘリコプター水中脱出訓練)を受け、その後は洋上風力発電施設の現場見学を経て洋上風力発電事業への理解を深めるという現場体験セミナーが15日~17日の3日間の旅程で開催されました。
最初の2日間はNSTCでHUET(Helicopter Underwater Egress Training)の受講。その後、九州大学大学院教授の浮体式洋上風車についてのセミナーがあり、早朝漁業体験や五島沖洋上風車見学や意見交換会を実施したようです。全国の大学・大学院から選抜された10名の学生が、3日間を通して海洋開発についての理解を深め、自身の研究に役立てられる知識や情報、経験を得ただけでなく、新たな問題意識や研究課題を見つけることができたようです。
洋上風力発電を含め、海洋開発は、今後大きく発展していくポテンシャルの大きな夢のある分野です。そのためにも、ベテランの持つ知識や経験とともに、若手による柔軟なアイデアや行動力も必要となっていくため、多くの学生の皆さんにこの分野に興味を持ってもらい、人材を育成していくことが大切です。
そんな大切な役割の1つの一部を、NSTCがお手伝いできてとても嬉しく思っています。若いエネルギーと夢に向かってはばたく熱い瞳に、私達スタッフも元気をもらいました。いつの日か、海洋産業のどこかで今回受講された皆様にお会いできることを心待ちにしています。
(品質管理部 近江)