ご存じですか?「オートショックAED」
昨年、AEDガシャポンの記事を書かせていただくなど、社内でも「AEDオタク」の名を欲しいものにしている(?)品質管理課 坂本です。
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓が正常な拍動を急にできなくなった際に、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、公共の機関やスーパーマーケットなど、意識して確認してみると様々なところに設置されているのを見ることができます。
そんなAEDにまつわるお話となりますが、最近世に出回り始めた【オートショックAED】なるものの存在をご存じですか?
日本で使用されているAEDは、倒れた人の素肌にAED付属のパッドを貼ると、自動で心電図解析を行い、そして電気ショックが必要であれば「ショックボタンを押してください」と促して、電気ショックを行うというものが一般的です。
対してオートショックAEDは、心電図解析後にショックが必要な場合は、カウントダウンやブザーで電気ショックを行う旨を伝えて自動でショックが行われるものになります。
2021年7月に日本での販売が承認され、現在は複数のメーカーからこのオートショックAEDの販売がなされています。
救助をする人がショックボタンを押す操作がなく、救助に対する心理的な負担の軽減がなされることを目的として作られたAEDになりますが、外見は今までのものとほとんど変わりません。
今までのAEDと違うのは、オートショックAEDには、電気ショックボタンがないことと、必ずこのロゴシールが貼られているということです。
オートショックAEDロゴ(画像提供:JEITA 電子情報技術産業協会)
また、製品によっては、電源をオンにしたタイミングで「このAEDは自動で電気ショックを行います」と液晶画面と音声画面で案内してくれるものもあるそうです。
自分の身には起きないと思っていても「まさか」はあるかもしれないので、使用する際にビックリしないように、こんなものがあるんだなぁと頭の片隅に記憶してもらえると嬉しいです。
品質管理課 坂本