2023年度GWO訓練 アンケートに基づく顧客満足度
全国的に晴れの日が続いたGWも過ぎ去り、6月は次の祝日が7月15日(海の日！) までないことに悲しみを覚える今日この頃です。6月中旬にしては蒸す日が続いておりますが、皆様体調など崩していないでしょうか？これから夏に向けてどんどん暑くなっていきますので、夏バテに備えて【暑熱順化】などを取り入れるといいかもしれません（汗をかきやすい体にしていきましょう！）。
さて、
我々NSTCでは毎年1年ごとのGWO（Global Wind Organization）のアンケートを集計し、皆様にご報告をさせていただいております。昨年度の結果がまとまりましたので、この場をお借りして報告いたします。
昨年度のGWO BST (Basic Safety Training) 訓練のご受講者様は426名、更新講習についても123名の方々にご受講いただきました。
「本トレーニングは全体を通して良好であったか」と言う質問に対して「どちらでもない」が1件、「あまり思わない・そう思わない」と言う回答は0件でした。ありがとうございました。
受講者の方から直接感想を頂く機会がないので、アンケートの結果やコメントが我々訓練提供の励みになります。お褒めの言葉も大変ありがたいですが、インストラクターやスタッフに直接伝えられない改善を行ったほうが良いのではないかという意見にはすべて目を通させていただいて鋭意改善を行っておりますので、なにか気になることがありましたら忌憚なくご意見をいただけますと幸いです。
さて、ここからはコメントの中で印象的だったものや、答えられるものに関してこの場をお借りしてご紹介したいと思います。
①
まずは、更新講習を受講していただいた方からの訓練全体へのコメントです。
（上記文：全てのトレーニングに共通して言えるのが、安全面を悪い意味で重視しすぎているなと感じました。この訓練中に失敗をしておいてアクチャルで起きた時に対応できるようにしておきたいなと感じました。）
スタッフコメント：
更新講習で来られる方に関しては、時折このようなコメントを頂きます。もちろん現場経験があるからこそ、現場に則していないという気持ちから来るものであるのだろうと理解しております。
これから現場での作業に従事される方が訓練で怪我してしまっては元も子もないので、安全管理の徹底は必須ですが、更新講習に関しては、受講者の理解度を踏まえたうえで、講義や実技内容として「こうすると失敗する」というのを（もちろん安全確保の上で）目の前でやって見せる、やってもらうという方法も検討しても良いのかもしれないと思います。GWO BSTと我々が呼んでいる5日間コースに関しては風車に全く登ったことのない方や、「もしかすると風車に行くかもしれないから」と言うような、現場で働かないけれど資格を取りに来られる方もいらっしゃいますので、現場経験のある方々にとってはちょっと物足りない内容になるかもしれないことはご承知いただけますと幸いです。
現在提供している内容はGWOが提示しているスタンダード通りに行っておりますが、今後スタンダードから逸脱しない範囲内でできることが無いか検討できればと思っています。
① 次に高所作業訓練について、良く頂くコメントを抜粋してご紹介いたします。
（「本トレーニングで改善したほうがいいポイントはありますか？」に対して：
① もっと高い場所で行いたい
②屋内作業場が欲しい）
(一部抜粋：WAHの施設が若干遠く、時間がもったいない)
スタッフコメント：
WAH＆MHについては、アンケートコメントにて毎年同じようなコメントを複数件頂いておりました。NSTCでは、2011年開設当初はGWO訓練の提供はなく、2014年にGWOを日本で初めて提供するにあたり、訓練センターのメイン施設（戸畑）から離れている消火訓練施設の屋外に高所訓練施設を増設しました。消火訓練施設の特性上、民家から離れており、戸畑に集まっていただいてからタクシーに乗って移動しなければならない状況です。特に2020年ごろからGWOをご受講される企業様が多くなり、ご不便を強いていることについては大変心苦しく思っておりました。
様々な要望の声が重なり、この度2024年6月に、訓練センターから徒歩で移動できる場所に完全屋内の高所訓練施設が開設しました。
今まで通り消火訓練に関してはタクシー移動になりますが、今までの訓練内容を知っている方からすると、かなり訓練環境に変化がありますので、新鮮な気持ちでご受講いただけるのではないかと思います。ぜひ更新講習でもNSTCへ来ていただけますと幸いです。
新施設の詳細に関しては、NSTCのホームページニュース記事にも掲載しており今後も更新していきますので、情報を楽しみにしていてください！
近年はNSTC以外にもGWO訓練の提供を行う訓練センターが増え、風力発電業界の活気を感じるとともにますます頑張らなければ！という気持ちで訓練提供に従事しております。
特に様々な現場で働かれている方が一緒に訓練を受けるにあたり「自分の行った現場ではこうだった」と思われるところがあるかもあるかもしれません。現場での実情などに関しては積極的にお話を教えていただけると嬉しいです。なかなか訓練中は話しかけづらいインストラクターたちかも知れませんが、休憩中などお話できるタイミングでお声掛けいただけましたら意外とフレンドリーかもしれません
(品質管理課 坂本)
