第2回水難学会国際ワークショップ@タイに参加!
11月10~12日にかけて、タイ王国のバンコク市にあるタマサート大学で
第2回水難学会国際ワークショップが開催されました。
NSTCのインストラクターも、国内外の水難に関する情報収集や意見交換を図るため、ワークショップに参加してきました。
ワークショップの会場となったRangsit Campus内の水泳競技場付属設備には、大きなサインボードや水難関係のパネルが掲示され、開会前には100名近くの人々で会場が埋め尽くされました!
ワークショップでは、タイおよび日本における水難および予防策の現状や、水泳教育の実態と課題などが発表されました。
タイでは、水に親しむ環境が多いという自然環境がある一方、悲しい水難が現実的に多発している現実と、それを打開するための取り組みが、発表から伝わってきました。
特に、高価な救命器具が入手しにくい現状があるタイにおいて、廃容器などを利用した革新的な救命器具が現物と共に紹介されたことは、大変印象的でした。
NSTCからは、国際認証トレーニング施設における着衣泳普及の取り組みと、落水や自然災害などから身を守るためのスキルを確立するため、水難学会科学的研究事業として実施された「漂流物への這い上がり実験」について発表しました。
引き続いて実施された着衣泳指導員養成講習会も、なごやかな雰囲気の中で開催されました。
今後も水難に関する国際的な学術活動を推進し、訓練品質の向上に努めて参ります!