NSTCの概要

日本サバイバルトレーニングセンター（以下、NSTC）は、洋上サバイバル訓練を世界標準に則って提供することにより、世界の海で活動する人々が事故に直面した時、冷静に判断し、行動できる能力を身につけ、もって自己の生命の安全を守り、世界の海洋産業の継続的かつ健全な発展に貢献することを目的とします。

世界標準の洋上サバイバル訓練が求められている背景としては、近年の船舶の高速化や大型化、及び、海洋資源開発現場の広域化の世界的な進行に伴い、事故の被害額が増加する傾向にあることが挙げられます。また日本周辺における海洋資源開発計画も、国家としての取組みとして掲げられておりますが、関係する洋上作業には様々な危険が伴います。

このような状況下で事故が発生した時に、適切な対応を取るためのサバイバル訓練は、その人的被害の防止と、事故被害額の最小化等の観点からも、その必要性は非常に高いものの、日本国内にはこれまで本格的に受講できる施設がありませんでした。

NSTCは、日本初の本格的な総合サバイバルトレーニングセンターとして、あらゆる海洋産業の発展に貢献できる人材を育成するため、OPITOなどの国際認証に則した訓練を、海洋作業に従事する方々にご提供いたします。

また、組織的な運営システムにより、訓練の安全性と品質を定期的・継続的に監査・改善する事により、受講者を含む全ての関係者の安全を確保し、環境に配慮した高品質で効率的な運営を行います。