ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC)開催 8月30日
8月30日、ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC)を実施しました。消防航空隊や民間航空会社、プレス関係者の乗員9名が参加され、訓練することの意義を思慮しながら積極的にトレーニングされました。特に実技では、各々の目的に適ったグループ分けを行ない、実機に近い状況で効率よく訓練を進めることができ、皆様に訓練成果をお持ち帰りいただくことができました。
以下のようなコメントを頂戴しました。
「今回講習を受けて良かったことは、技術的な事を体験できたことはもちろんであるが、自分達が乗っているヘリコプターが不時着するかもしれないということに対し、まったく想定していなかった事に気づくことができた点である。不時着してからよりもその前の準備段階・危機意識を持っているかがとても大切だと感じた。今回は貴重な体験をありがとうございました。」
不時着時の手順ももちろんですが、それ以上に普段からの危機意識と準備が大切だというのは、経験したからこそ得られた実感だと思います。そういった実感を持っていただき、ありがとうございます。
「参加して本当に良かった。一生に一度あるかないかのデッチングだが、日々事故は起こっている。洋上をFLTする以上、それが自分にふりかかるのはゼロではない。これを経験したからといって、命が必ず助かるわけではないと思う。しかし、少なくともパニックになる可能性が減ったと思う。仲間にもすすめたい。」
ゼロではない可能性に向けてトレーニングをし、安全に万全を期す。それがプロフェッショナルだと思います。仲間の皆様にも近い将来お会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました!