ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC)開催 3月25日
今年度も、残すところあと数日。卒業式ラッシュも一段落し、一気に入学式や新年度に向けての意識が高まって参りました。今回のヘリコプター乗務員向け不時着対応コース(ADC)は、Dr.ヘリに乗務されている医療チームの皆様がご受講下さいました。Dr.ヘリという特殊な環境を想定し、搬送中の負傷者(ダミー人形)と避難する訓練も実施しました。
傷病者をヘリから避難させる
一つ一つの実技の後に、デブリーフィングを実施
シーサバイバルの技術も
コメントを頂戴しましたので、いくつかご紹介します。
「1回目の水没(回転)では恐怖心だけが残り、2回、3回とくり返すうちに、コツをつかめるようになった。しかし、実際の遭難で同様に脱出できるかどうか・・・このトレーニングを受けなかったら100%ムリでしょう。しかし、サバイバルのチャンスが広がったことは確かです。余裕があれば、脱出後に患者を救出するミッションにも挑戦したい。航空医療学会等でこのトレーニングの重要性を広報しなければならないと思います。」
訓練を受けたからと言って万全とは言えませんが、確実にサバイバルのチャンスは広がると思います。今回つかんでいただいたコツを、忘れないようにお仕事、がんばってください。ぜひまたご受講いただき、今回とは違うチャレンジをしてください。また、このようなリクエストがございましたら、お知らせください。(NSTCより)
「講義・実技共に非常に質の高いコースでした。とても有意義でした。Dr.ヘリでの想定に基づいた訓練内容もあり、万が一の場合の動き、考え方を教わることが出来てとても良かったです。スタッフの方々、濃密なback upを行っていただき大変有難う御座いました。時には過酷な訓練でしたが、安心して取り組むことが出来ました。」
皆様の現実に則した訓練を提供できるよう、想定などを考えて実施しております。どのような緊急事態が発生し得るか、皆様と意見交換しながら、より充実した訓練を提供していけたらと思っております。ご受講ありがとうございました。(NSTCより)
今回の訓練で、今年度のADCコースは全て終了しました。来年度も、今年度以上にスタッフ一同、邁進して参ります。実りある訓練を皆様とたくさん実施できることを、楽しみにしております。どうぞ、新年度もよろしくお願い申し上げます。