ミニチュアAEDガシャポン
ある日、ネットサーフィンをしている時にこのような記事を見つけました。
【バンダイ、日本光電監修のカプセルトイ「ガシャポンミニチュアAED」全4種を発売】
(2020年9月8日日本経済新聞)
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。(日本光電さんサイトより引用)
このミニチュアAEDの監修を行っている日本光電工業さんは、唯一の国産AEDメーカーであり、おもちゃながら形状やパーツ構成を忠実に再現してあるとのことで、これは気になる!!と齢30代にして恥ずかしげもなくガシャポンを行ってまいりました。
値段は1回300円で子供のころにお小遣いを握りしめて行っていたガシャポンに比べるとお高めかなと思いましたが、出てきたものを見て精巧さに驚かされました!
全4種類中
2015年度モデル「普及モデルAED」(左)と2020年度モデル「MobileタイプAED」(右)
を当てました!
(最初はシールが貼っていないので、こちらは自分で貼りました)
AEDの蓋を開けたところも、ショックボタンやパッドの仕組みも精巧に作られていて、本物に触る機会のない方々のイメージトレーニングには十分な精巧さだなと感じました。
NSTCで行っているAEDのトレーニングでは、メインで使用しているトレーナーともう1種類(計2種類)あるのですが、「たかがAEDでしょ」と高をくくっていると、「ふたの開け方が分からない」「電源の入れ方が分からない」「パッドの貼り方が分からない」など受講者の方々一人一人が、実際に使用することによって色々な気づきを得られていると期待しております。
私も今回ガシャポンではありますが、2019年度モデルに関しては蓋が2重になっており、開け方に苦労したので、こういう作りになっているのかと知っていることが、この先役立つ知識となると良いなと期待しております(使用する機会が来ないことがもちろん一番ですが)。
ちなみにですが、とある空港のAEDは日本光電さんのものでした(ガシャポンのラインナップにはありましたが、今回出てこなかったバイリンガルのAEDでした)。
止血帯セットが入っていることが明記されていたり、空港という土地柄バイリンガルのものであったりと、こうやって見ているとなかなか興味深いです。
今回監修されていた日本光電工業株式会社さんのAED情報サイトはこちら
皆様に少しでもAEDに興味を持ってもらえると嬉しいです。
品質管理部
坂本