習慣の大切さ
皆さんはなにか習慣にされている事はありますか。生活のなかでの個人的な習慣、現場で当たり前になっている習慣、良い習慣、悪い習慣など、意識の有無に関わらず、反復のなかでいつしか当たり前になっている事というものは、大なり小なり誰にでもあるはずです。
余談ですが、私は子供のころから本当に面倒くさがりで、できる事なら何もしたくない、1日中レゲエでも聞いてゴロゴロしながら不労所得で暮らす人生を送りたいと常々考えています。
そんな私でも、奇跡的に習慣となっているのが毎朝のコーヒードリップです。湯を沸かし(88℃)、手持ちのミルで豆を挽きながら、ネルかペーパーか、或いはプレスか、その場で抽出方法を考える。選んだ器具に挽いた豆をセットして、その前にフィルターの湯通しも忘れてはいけない、均した豆にケトルに移し替えた湯(82℃)をいい塩梅で落としていく。湯の量は厳守、蒸らしはきっちり30秒。狙った味を出すためには…。今日の豆は…。これがあぁで、こうで…。あ、そろそろ出発しないと道が混むな…。
この一連の事柄が実に煩わしく、時間のない朝には本当に面倒なので今すぐにでもやめてしまいたいのですが、どういうわけか続いている。忌々しく思いながらも、出来上がったものに対し美味い、不味い、などと一喜一憂する自分に矛盾を見出しながら、コーヒーの苦みとヒューマンビーイングの理不尽さを味わう事が知らず知らずのうちに私の日常に居座っています。(あ、今度マキネッタ買っちゃお!)
余談が長くなりましたが、特に現場業務にあっての良い習慣というものは、安全につながり、労働災害から自身を遠ざけてくれるかもしれません。最初は面倒くさく思えても、道具の使用前点検とか、リースの機材でもマニュアルは目を通しておくとか、派遣先ごとの非常事の連絡先を控えておくとか、こういうことが意識せずとも自然とできる、つまり習慣になればそれだけでも安全業務に役に立つ(かもしれない)というものです。よくよく考えてみれば、私も面倒な朝のコーヒー習慣で頭スッキリ、おかげで無事故無違反のゴールド免許をキープしております。
皆さんも、当然私もなのですが、良い習慣を積極的に取り入れていきましょう!
訓練課 八木澤