風力発電業界におけるマニュアルハンドリングについての考察
G+2021 Incident Data Reportによると、マニュアルハンドリングが原因の怪我は風力発電業界で報告されたインシデントの中で2番目に多いインシデントでした。このデータはG+のメンバー企業のみのものですが、全世界の実際のインシデントの割合を反映したものです。
マニュアルハンドリングに関連するインシデントの報告件数は74件で、2020年の60件という報告より23%増加しています。
マニュアルハンドリングに関連するインシデントは、報告された応急処置を施した怪我の中ではトップであり、前年比54%増加となりました。
影響の大きいマニュアルハンドリングのインシデントは1件しかなかったのは良いことですが、他のインシデントも皆さんや会社の休業につながる可能性があります。ここで統計されている応急処置を施したインシデントは、けがをした本人は痛みや苦痛を伴い、同僚には仕事上の負担をかけ、仕事を大幅に遅らせたりする可能性があるなど様々な問題をはらむ可能性があります。
例年より高い数値は、インシデントの報告数が増加傾向にあることと、再生可能エネルギー産業が成長中で総労働時間が増加していることに起因すると思われます。
GWO訓練コースのマニュアルハンドリングモジュールは、インシデント件数が多いこの業界ですべての人が安全に働くために不可欠なもので、私たちは提供する訓練のすべての側面において適切なマニュアルハンドリングのテクニックとその文化を伝えられるよう努力しています。
皆さんもNSTCのGWO訓練に参加し、強い安全文化をぜひ一緒に築いていきましょう！一見難しくないように見える訓練が、私たちの生活に最も大きな効果をもたらすということもありますね！
