ヘリコプター乗員向け不時着対応コース(ADC/ADE)開催 10月15日
運動会に文化祭、土日のイベントが多い季節となりました。公私共にお忙しい中、10月15日のヘリコプター乗務員向け不時着対応コースには、各地の消防航空隊員、報道ヘリやドクターヘリの関係者というバラエティに富んだ皆様にたくさんお集まりいただきました。皆様それぞれの職務に合わせた想定で実技をし、ふだんは全く水に入ることの無い受講者の皆様もしっかりと最後まで積極的に訓練に参加、無事に修了されました。
不時着水したヘリから要救助者を搬送
曳航した要救助者を筏へ引き上げる
コメントをたくさん頂戴しましたので、いくつかご紹介いたします。
「オプションで行ったベルト無しでのデッチングは、自分の体がどう動くか予測できなかったので、体験できた事で非常に参考になった。また、様々な状況を想定した訓練があり、実際に近い内容であった事もありがたかった。」
予測できないということを体験すること、これが非常事態で落ちついて対応する手がかりになると思います。これからも皆様の職場の想定に基づいたシナリオで訓練を実施していきたいと思います。ご要望などございましたら、ぜひご一報ください。ご受講ありがとうございました。(NSTCより)
「転覆のリスク、脱出時の手順は訓練を通してとても理解できた。ドクヘリに関わる者として、必要な知識だと思う。その反面、ドクヘリに乗るということは命に関わる仕事であることの再認識をさせられる訓練であった。(病院内での業務は自分の命に関わることは少ないので)スタッフの方はとても親切で安心してうけることができました。ありがとうございました。」
普段は病院内で勤務されているドクターやナースの皆様も、ドクヘリに乗務する際は病院内勤務とは違ったリスクを背負います。普段と異なる環境における業務において少しでも不安材料を軽減するために、より多くのドクヘリ関係の皆様にご受講いただけるよう、私たちも研究を重ねて常に訓練を改善していこうと思っています。今後とも宜しくお願い致します。ご受講、ありがとうございました。(NSTCより)