救命艇のバカンス?!定期点検を実施
NSTCでは、日ごろ訓練で大活躍している救命艇の定期点検が実施されました。1週間かけてじっくりと専門業者とスタッフにより検査を実施しました。
NSTCには二種類の救命艇があります。ダビット式救命艇(NSTC-1)とフリーフォール式救命艇(NSTC-2)です。ともに陸揚げし、開放点検で徹底的に検査を実施。
雨にもマケズ風にもマケズ、スタッフや業者で分担をして性能や安全性を確認したり、必要な部品を交換しました。
救命艇が陸に揚がっている光景が新鮮です
船体を磨いて塗装し、5年経ってもピッカピカ。愛おしそうに船体を磨いて塗装しているNSTCスタッフの姿が印象的でした。荷重試験も実施し、救命艇の安全性を再確認致しました。
愛情を込めて塗装中
本来なら緊急事態にのみ進水する救命艇ですが、NSTCでは訓練の度に進水するので、日本一忙しい救命艇なのかもしれません。全ての点検作業が終わり、両救命艇は架台に再び設置され、進水テストも実施し、今週からまた訓練に復帰します。
安全な訓練を支えるには、常に万全を期す意識を持つことが不可欠です。1週間という短い期間でしたが、つかの間の休暇でリフレッシュした救命艇たち。これからも末永くがんばって欲しいと思います。