躍進の一年はあっという間でした
日本で働く外国人サバイバルインストラクターとして、日本での毎日はいつも新しい驚きに満ちています。今日、新しいスケジュール帳を買って来て、開いて驚いたことは、「スケジュールが4月スタートになっている!」ということでした。日本では、仕事の年度は4月1日から始まります。
つまり、3月の最後の2週間と言うのは年度の終わりということで、とても重要な2週間なのです。その3月終わりの2週間、私たちはOPITOのHUETコースとそれに追加したヘリコプター乗員向けの不時着対応訓練を実施したり、オイルガス業界の分野で働く皆様にBOSIETコースを提供したり、NK認証のSTCW訓練のFPFF(防火と消火)のコースを船員の皆様に開催したりと、様々な分野からの要求にお応えする様々な訓練を実施して幕を閉じました。
また、訓練だけでなく、スタッフがチーム一丸となってHUETのシミュレーターであるMETSの年次点検も実施しました。解体し、ネジの一本一本まで綺麗に清掃して安全性を確認してから再度組み立てて、動作確認をしました。
このシミュレーターは7年目を迎えようとしていますが、まるで新品のように見えます。昨年、このシミュレーター製造会社の技術者が「本当にこのシミュレーターは訓練に使っているのか?」と言ったくらい、使われていないかのように美しく購入当初の輝きを持ったままなのです。
さてさて、シミュレーターがどれだけ毎日の訓練でがんばってくれているのかは、私達スタッフのみぞ知る・・・。
(訓練運営部 ビクター)